「保育士辞めたいから寿退職」は超危険!!絶対にお勧めしない理由5選

3年目ねこみ

保育士は辞めたいけど、転職はめんどくさそう。
将来寿退職で円満にお別れしたい。
子ども達に結婚式に来てもらいたい!!
結婚したらスーパーのレジ打ちくらいやろうかな。

はるの

そう思っているそこのあなた。
もしかしたら後悔することになるかもしれません。

この記事では、私が自分のした取り返しのつかない失敗を、若い世代の皆さんが繰り返さぬよう魂を込めて書きました。

もう寿退職が決まっている先生もまだ大丈夫!!

退職まではまだ時間があるし、お子さんが生まれていなければ軌道修正はいくらでもできます。

是非この記事を読んで「保育士の寿退職の現実」を知り、八方ふさがりの未来を回避してくださいね!

特に保育業界を離れたいと考えている方は必読です。

「保育士最高!!私の天職!!」と感じている方は本当に素晴らしいと思います。
是非そのまま保育士ライフをエンジョイしてくださいね!

目次

保育士つらいけど我慢して働き続けた結果…

私は幼稚園教諭として7年正規で勤めました。

その間何度も辞めたいと思いながらも、周りを見ると言い出せず、先輩たちが次々と寿退職するのを見て私もあれで行こう!と考えていました。

そして27歳の時にめでたく結婚退職。

その後、もう少しだけ続けてほしいと、1年だけ同じ職場でパートとして雇ってもらいました。

そして妊娠を期に28歳で完全に退職し、子育てに専念します。

これのどこが大失敗だったかというと…

1,子どもが生まれるとまるで自分の時間が取れない!!

正直、就職や結婚などちっぽけなことに感じるくらい自分の人生を大きく動かします。

子どもが生まれたら、自分の時間などほとんどありません。

子育てのリアルな一例

トイレにいても泣かれたり、自分がゆっくり食事をとる暇もない。
やっと寝たと思ったら2時間ごとの夜泣き…。
睡眠時間すら自分でコントロールできない状態が続く。

最近になってやっと男性の育休や、母親のワンオペ育児問題が騒がれてきましたが、現状問題は山積みの日本の子育てです。

そんな中でさらにまったく新しいことを始めるのは非常にリスクを伴います。

2,今は共働きが当たり前、むしろ共働きじゃないと詰む

将来の貯金の事を考えると女性でも一生仕事をしていくというマインドが大切です。

総務省統計局が公表する「家計調査(家計収支編」)令和元年(2019)」によると、毎月の4人家族の生活費の平均額は34万6773円。平均収入は63万6681円です。

ここにマイホームや、マイカー、各種保険や税金、将来の貯金などかかってくると夫の年収が600万ほどでは正直つらいです。

3年目ねこみ

専業主婦になりたい!!

と思っているのならマイホームをあきらめたり節約生活を送るか、年収800万オーバーの男性と結婚するしかないでしょう。

しかし、そんな男性を振り向かせるには自分もそれ相応の女性にならなければなりません。

3年目ねこみ

ある程度お金に不自由したくないし、節約ばっかりするのも嫌だなぁ
かといって、年収800万の人とどこで知り合ったらいいの…

はるの

それよりは、今のうちに自分がずっと続けたいと思えるような仕事を見つける方がはるかに現実的だと思いませんか?

3,扶養の範囲内という壁。思ったより収入が少ない!!

私も、専業主婦にはなれないとは思っていたので、いずれかは夫の扶養の範囲内でゆる~く働こうと思っていました。

ところが、この「扶養の範囲内」が思った以上に厄介だったんです。

ここで詳しく話すと本質からずれてしまうので本当にざっくり伝えますが、

まったく税金を払いたくなければ妻の年収は103万円以内。

103万円を超えると住民税が発生し、130万以上は社会保険料を支払わなければなりません。

結果的に手取り額が減り、扶養内で働いた方が手元に残る金額が多いことになります。

ここを突き抜けて、150万円以上稼げるようになれば手取り額が扶養内より増える計算になります。

これが多いか少ないかと思うのは人それぞれですが、私は正直少ないなぁと感じてしまいました。

自分が年間稼げる額が決まっているのはつまらない、扶養を超えない様にセーブして働くのも煩わしいと思ってしまったんです。

さらに、結局は夫の扶養を外れて働いた方がのちのち自分に返ってくる年金の額も上がります。

結果的には扶養内で働いてセーブするよりも、扶養を超えて働いた方が自由に使えるお金も増えるのです。

2025年、やっと103万円の壁が話題に上がりましたが、与党はあまり乗り気ではないので政権交代でもない限り、大きな変化は見込めなさそうです。

いっそのこと扶養を外れて働いた方が政府に振り回されることなく過ごすことができます。

4,保育職から新たな職種にいけない

扶養を外れるとなると、ある程度の収入が必要です。

でももう保育職じゃなくて違う職に就きたいな…と考えていましたが、ここでまた壁にぶち当たります。

こんな子持ち主婦、未経験の30歳越え新人を雇ってくれるような会社もそうそう見つかりません。

事務職とか長く続けられそうだし、やってみたいな…と考えましたが、もうその時には30を超えていました…。

新しいことを始めてみたいという気持ちはありつつも、昼間は子ども達に付きっ切り。

ましてや苦手なパソコンに向かう気力もなく、夜も子ども達と一緒に寝てしまいます。

これ以上何も抱えられない状態でした。

結局私は悩みに悩んだ末、もう二度とやらないと思っていた保育職へ戻ることになったのでした…。

20代の保育士さん達に伝えたいこと

いかがでしたでしょうか?

寿退職ってとても理想の退職方法だと私は思っていましたが、現実はそんなに甘くありません。

子どもが出来てからの異業種転職は完全に八方ふさがりなんです。

寿退職がすべて悪いとは言いませんが、これらのリスクを考慮して数年後の計画をよく練ってから退職しましょう。

本当に20代の時になんでもっと自分の人生をよく考えなかったんだろうと後悔しました。

はるの

20代のうちから、ここでずっと働いていくんだと思える職場を真剣に探せばよかった。

そうすれば、育休中は子育てに専念できますし、保育園に預ける前から無理に働きだす必要もありません。

さらに、その職場が子育てしやすいかどうかも考慮しておくと完璧です。

仕事にプライベートに、20代はお金も手に入るのでついつい遊んでばかり。

  • 産休、育休は取りやすいか。
  • 子どもが体調を崩した時にすぐに帰れるか。
  • 土日祝日休みか。

もちろん、保育士の仕事は素晴らしいと思いますし、自分が子どもを育てるときには大いに経験が生かせます。

ですがはたして自分が40歳、50歳になってもそこで働き続けることを想像できますか?

今すぐ転職しろ!!とは言いませんが、転職は若い方が有利なのは確実ですし、異業種を考えているならなおさら早めに動いた方がいいでしょう。

後から後悔してももう時間は戻りません。

それに保育士は一度辞めてもいつでも戻ってこられます。

まだまだ動ける20代のうちに自分が本当にやりたい事に挑戦してほしいです。

後悔しないために今何をしたらいいの?

※2025年追記

38歳で異業種転職に成功しました!!

ここまで読んで「え?」と思われると思いますが

異業種に挑戦したいと思っている保育士さんたちに朗報です。

なんと八方ふさがりで異業種転職をあきらめていた私ですが、地元のホワイト企業に再就職することができました!!

2025年、団塊世代が後期高齢者になるということで、人手不足が顕著になり、40歳以上でも異業種に挑戦しやすくなってきています。

このチャンスを逃さない手はありません。

一日でも若いうちに

転職サイトに登録して情報を集めましょう。

私も利用しましたが、実際に話を聞いてもらえたり、履歴書や職務経歴書を添削してもらえたり、具体的な転職活動のアドバイスもいただけました。

良い職場に行きたいのなら大手の企業の力を借りることです。

自力では限界があります。

ちなみに転職サイトは登録会社からお金をもらっているので、あなたは無料で使うことができます。

求人にお金を出してまでいい人材を求めている会社=資金力のあるホワイト企業が多く揃っています。

また、転職エージェントを使うことであなたに担当者が付き、転職活動をサポートしてもらえます。

普通では紹介してもらえないいい条件の求人も教えてもらえるのでお勧めです。

最初にヒアリングもあるので今すぐ転職しろと進められるわけでもありません。
(クレームにもなるので)
あなたのタイミングに合わせてサポートしてもらえるので安心してくださいね。

転職を考えているのなら使わない理由はありません。

話を聞くだけでも充分なので保育士以外の仕事にチャレンジしたいのなら、今すぐ勇気を出して登録してくださいね!

私のお勧めは

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よくCMも流れているので知っている方も多いと思いますが、求人広告数も多く大手だけあり、キャリアアドバイザーもとても丁寧でいい方でした。

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はるの

大切なのは「本当にやりたいことは何か」自分と向き合うこと。
そして諦めずに動き続けることです。
勇気を出して一歩動けば奇跡が起こる時代になりました。
ただ、転職は若い方が有利なのは変わらず、そしてあなたが今より若返ることはありません。
子どもができる前なら、なおさら大胆にチャレンジすることができます。
あなたも、私のようにその一歩を今ここで踏み出して自分の人生を変えてくださいね!
心より応援しています!

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この記事を書いた人

保育士歴11年目
にわとり先生 はるの
5歳、6歳の男の子を育てているアラサーワーママ

保育士さん達が目の前で苦しむ姿を見てきて、何か手助けができないかと思い、このブログを開設しました。
至らないことも多いと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

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