お子さんのトイレトレーニング、面倒くさくてついつい後回しにしていませんか?
しかもなるべく簡単に素早く終わらせたいですよね。
私は現役保育士15年目の経験を活かし、わが子のトイトレを3日という短期間で終わらせることができました。
いくつかポイントはありますが、主な理由として「3歳の誕生日までに外せた事」がとても大きかったと思います。
反対にこの時期を逃してしまい、おむつを外すのにとても苦労する子を何人も見てきました。
この記事では
- ①どうして3歳までが大切なのか
- ②最短最速でおむつを外す方法
を紹介したいと思います。
3歳までにオムツを外した方が圧倒的にラクな理由
【理由①】3歳を過ぎると子どもの「自我の確立」が進むから
「やりたい!」「いやだ!」など、自分の気持ちをはっきり言葉で表現するようになります。
これは大変喜ばしい成長なのですが、大人としては一苦労。
正直、子どもからしてみるとおむつを外すメリットはありません。
むしろ遊びを中断してトイレに行かねばならないという工程が発生してしまうのです。
そこに気づかれると子どもはトイレトレーニングに最大限抵抗します。
2歳児のうちはまだそこまで気づかず、トイレの誘いにも乗りやすいです。
【理由②】おむつでないと排尿ができなくなる
子どもがおむつを履いて排尿することに慣れすぎると、トイレに座っておしっこを出す感覚が分からずパニックになってしまいます。
一度トイレに対して恐怖感を覚えると余計に足が進まず泣き叫んで抵抗します。
こうなると丁寧に気持ちに寄り添い、より時間をかけてトイトレを進めなくてはいけません。
【理由③】保育園、幼稚園でも丁寧にトイトレができなくなる
2025年 日本の保育士配置基準は
2歳児…6人に一人
3歳児…15人に一人
となっており、2歳から3歳になると大幅に保育士一人当たりが見る子どもの数が増えます。
保育士としても一人一人丁寧に関わりたいのですがなかなか難しいのが現実です。
また、「トイトレは保育園に任せておけば大丈夫!」という話はよく聞きますが、「入る園によって大きく違う」のが現状です。
担任が何年もやっているベテラン保育士ならいいですが、新任の保育士だと本人もトイレトレーニングが初めてでやり方が全く分かっていないなんてことも。
実質放置で年中までおむつ…なんて園もあります。
トイトレを保育園にお任せしたいのであれば入園前に園にお任せできるのかどうか確認しておくことが大切です。
3日でおむつを外した我が家のやり方
お待たせしました。
ここからいよいよおむつを3日で外した我が家のやり方を紹介します。
我が家がおむつを外したのは長男、次男共に2歳8カ月頃。
3日といってもパンツを履きだして自らトイレに行きだしたのが3日です。
パンツを履く前に準備段階がありますのでそこから解説しますね。
あくまで一つの方法として参考にしてください。
①トイレに慣れておく
子どもは急な変化が苦手です。
いきなりおむつを外してトイレに座るのはとてもハードルが高いものです。
まずはベビーステップで
- トイレに行くだけ
- おむつをしたまま座ってみる
- トイレの絵本を読む…など
トイレに対する恐怖感を感じさせないように少しづつ慣らしていきましょう。
ここで実際におむつをしたままでもお子さんを座らせてみることで、補助便座や台座がどんなものがいいか準備することもできます。
ちなみにおすすめの補助便座と台座はこちらになります。
この踏み台は設置したままでも大人も使用でき、高さの調整もできるので長く使用することができます。
非常に丈夫で転倒の心配もありません。
足元が安定することで子どももトイレに対する恐怖感もなくなり、一人でトイレに行けるようになります。
外でトイレを使用する時、取っ手付きのものに慣れているとうまくトイレができなくなってしまうため補助便座はなるべくシンプルなものがいいです。
そして、特に男の子は尿が飛び散ってしまうので前にガードがついているものがオススメです。
②トイトレができるか見極める
まだ膀胱が未発達なうちからトイレトレーニングを始めるのは親子ともにストレスがかかる為お勧めしません。
具体的には排尿が2時間おきに1回になっているかどうかをチェックします。
2時間ごとにオムツの線が黄色から水色になっているか確認するだけです。
また、こちらの言っていることが理解できているかどうかも大切です。
トイトレを成功させる一番のカギは「子どもをいかにやる気にさせられるかどうか」
そのため、お子さんを褒めたり、どうしてトイレに行かねばならないのか納得してもらわなければなりません。
この「言葉の理解ができる」と「自我が確立するまで」のちょうど間が2歳半~3歳ごろ。
この時期を逃さずトイトレを始めることが何より大切なのです。
③子どもと一緒にパンツを買いにく
さてここからいよいよ本格的にトイトレに進みます。
そして非常に大切なステップです。
子どもがいかに「自分からパンツを履きたい!!」と思ってくれるかどうか。
ここでトイトレをスムーズに終わらせられるかが差が出ます。
つまり、お子さん自身にパンツを選んでもらうことでパンツが特別なアイテムになり、「このパンツが履きたい!」と、本人がやる気になるのです。
なのでパンツを買いに行くタイミングはトイトレを始めるタイミングと同時がいいでしょう。
トレーニングパンツについて
ちなみにここで購入するのは普通のパンツです。
トレーニングパンツは必要ありません。
(我が家はトレパンは買いませんでした。)
最近のトレパンは非常に優秀でおしっこをしても床に漏れることはありません。
(限界はありますが)
ですが、これでは子どもたちはおむつをしている状態とほとんど変わらず、多少濡れても気にしないで遊び続けるのです。
トレパンでは子ども達はトイレに行く必要性を感じられません。
反対に普通のパンツは一回の失敗で確実に漏れます。
子ども達は強制的に遊びを中断しなくてはならず「トイレに行かなけらばならない」という思考になるのです。
また、普通のパンツの方がお子さんのお気に入りのキャラクターも多く、お子さんが気に入ったパンツを買うことができるでしょう。
④パンツは濡れたら履けなくなることを事前に伝えておく
初めてパンツを履いた時は盛大にほめてあげてください。
かっこいい!!
素敵!!
など、パンツに対して前向きな気持ちになってもらうことが本当に大切です。
ここで
「おしっこで濡れちゃうと、このかっこいいパンツが履けなくなってしまうよ。
だからおトイレに行こうね。」
という話も事前にしておきます。
これによりトイレに行くことが子どもの中で理由として繋がり、トイレの誘いに抵抗なく乗ってくれるようになります。
⑤2時間おきに声をかける
いくら事前に話をしたとはいえ、2歳児は遊びに夢中になっているとトイレに行くことを忘れてしまいます。
初めのうちは親が声をかけてあげましょう。
その際、時計の針を指さしながら「この長い針がここまで来たらトイレに行こうね。」など5分前くらいに伝えてあげることがポイントです。
子どもは急な変化を嫌うので事前に予定を伝え心の準備をさせてあげましょう。
もちろん、本人がすぐにその気になったなら一緒にトイレにいってあげましょうね!
⑥濡れてもいい環境を整える
薄いパンツ1枚では確実に漏れるので失敗は覚悟の上です。
とはいえ、やはりおしっこを漏らしてほしくないというのが親の本音。
そのため、事前に失敗してもいいように部屋の準備を整えておきましょう。
そうすると親の心理的ハードルも下がり、親子ともにストレスなくトイトレに取り組むことができます。
具体的には
・カーペットを外しておく。
・ソファに座るときには下に一枚バスタオルやペットシートを引いてあげる。
など失敗しても後処理が簡単なようにします。
ですがこの「一度でも失敗したら濡れてしまう」というのは、ある意味程よい緊張感にも繋がります。
親も2時間おきの声掛けを忘れずにしますし、お子さんもお気に入りのパンツを濡らしたくないため、自分から時間を意識するようになるのです。
その効果か、我が家の場合、長男は一回の失敗。
次男はなんと失敗無しでトイレに行けるようになり、担任の先生も「こんな子、初めてです!」と大変驚かれました。
お子さんがトイレで成功したら沢山褒めてあげてください。
ご褒美シールを貼るなど、トイレに行く楽しみを作るのもいいですね。
親子で一緒になって喜ぶことでトイレに対してプラスのイメージになり、お子さんが自らトイレに行くようになるのです。
3歳を過ぎてしまったら…
昨今のトイレトレーニングの進め方は
「子どもの気持ちに寄り添って無理せず進めましょう。3歳過ぎても焦らないことが大切です。」
とありますが、現場の子ども達を見ていると
「3歳の誕生日を過ぎると余計おむつが外しにくくなり、トイトレに苦労する」
というのが本当のところだと思います。
昔から言われている「3歳を目標におむつを外す」というのはやはり理にかなっているのではないでしょうか。
「3歳を過ぎてしまったけど、どうしよう」という方も大丈夫。
最後には必ず外せるので、今からできることを始めてみてください。
その際もこの記事通りにやってみることで成功確率は上がると思います。
夜のおむつについて
こちらについては熟睡してもらう方が優先なので焦らず、お子さんに合わせてあげてください。
我が家の長男は4歳10か月とずいぶん長い間おむつを履いていました。
トイトレについてなかなか腰が上がらないかもしれませんが、やってみるとあっさり終わってしまうことがほとんどです。
2歳半から3歳までというトイトレの適齢期を逃さず、チャレンジしてみてくださいね!
※この記事にはプロモーションが含まれています。
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