転職活動をするには必ずこの自己分析を1番にしなければなりません。
最初がズレてしまうと、転職活動全体がズレてしまって自分が本当に就きたい職業につけなくなってしまうからです。
なんとなく
保育士つらい、辞めたい
と思って勢いで辞めてしまうと同じような事で悩んでしまったり、また新たな問題が出てきて、再度転職するなんて事も…。
そうならないためにも、自己分析をしっかりしておきましょう。
自己分析はとても時間がかかります。
転職を考えているのなら、なるべく早くやることをお勧めします。
自己分析は様々なやり方がある
「自己分析 やり方」で検索すると様々な方法が出てきます。
正直、自己分析には決まったやり方はありません。
いろいろな人がいろいろな事を言っています。
はるのもあまりの情報量の多さに、一体どの自己分析がいいのか自己分析難民になっていました。
実際書いてあることを頑張ってやってみてもピンとこない事も多いです。
これだけ一生懸命やってみて結局よくわかんないってどういうことー??!
てこともしょっちゅうありました。
そして様々なやり方を試していく中で目的が明確でなければ自己分析をしても意味がないってことに気づいたんで
す!!
よく考えたら当たり前な話なんですが…
自己分析のやり方がよくわからなかったので、あまり深く考えずとりあえず言われたことをそのままやっていたんですよね。
例えるなら、ナビに間違った目的地を設定しているのと同じ状態です。
それでは永遠に自分が本当に求める答えに辿り着きません。
まずは何のために自己分析をするのか。
自己分析を行う目的を明確にしておきましょう。
転職における自己分析の目的とは
- 転職して同じ失敗を繰り返さないため
- 書類作成や面接など、自己アピールに役立てるため
1,同じ失敗を繰り返さないため
自己分析をしっかりやらずになんとなく転職してしまうと、本当に不満な点がわかっていないので転職先でも状況があまり変わらないなんてこともあります。
そして転職を繰り返す転職難民になってしまいます。
そうならないために
- 自分はどうして転職したいのか。
- 今の園に対する不満は。
- 自分は何がしたいのか、10年後、20年後、どうなりたいのか。
- 次に就職する企業には何を求めるのか(すべての条件が揃うのは難しいので優先順位をつける)
を考えていくといいでしょう。
いわゆる「転職軸」と言われる自分の中にある本音をしっかり見つける為です。
この「転職軸」が明確になっていると、自分の希望に沿った求人を探しやすくなりますし、希望に合わない転職先を紹介されても流されることなくきちんと断ることができます。
2,書類作成や面接など、自己アピールに役立てる為
自分の強みや得意な事を見つけて自分はどんな仕事が向いているのか判断したり、企業に自分を売り込むために自己分析をします。
結局企業は
この人を雇うことで自分の会社にどんなメリットがあるか
を見てきます。
企業としてはお金を払って雇うわけですから自分の会社にとって利益になるような人を採用したいと思っています。
なので面接時には自分にはどんな経験や強みがあり、会社に貢献できるかを伝えていかなければなりません。
面接に生かす具体例
まずはどんなことをしてきたか
前職では保育士として様々な子ども達や保護者と日常的に関わりました。
具体的にどんな功績があるのか
その中で園に対して苦情を言われる保護者もおられました。
私は真摯に話を聞き、改善点など提案、実際に改善していきました。
保護者もそんな私の姿勢に理解を示してくれて、今では感謝を伝えられるほどになりました。
自分の強みは何か
私はこのように相手の話を聞き、問題点は何か分析し解決する力があります。
御社ではこのスキルを活かして御利用者様の満足度を上げ、営業成績を伸ばしていきたいと考えています。
と、しっかり自分をプレゼンテーションしなければなりません。
ここで自分の強みや得意なことは何かがわかっていないと、プレゼンができません。
日本人は謙遜する癖があるので自分を過小評価しがちで、なかなか自分の強みや才能がわからない人が多いです。
そこで自己分析をしてしっかり自分のアピールポイントを見つけていく必要があります。
自己分析のやり方
自己分析の目的は分かったけど、じゃあ具体的にどうやって自己分析をしたらいいの?
ここではるのが実際にやってみてよかったなという方法を3つ紹介します。
- マインドマップを使う
- 人に聞く、話す
- 転職サイトに登録して自己分析を受ける
1,マインドマップを使う
マインドマップとは自分の考えをまとめるのに便利なツールです。
図のように真ん中にテーマを決め、それについて思いついたことを次々と書いていき自分の思考を深く探っていきます。
考えたことが残るので後から客観的に自分の思考を見ることができます。
紙とペンで書いてもいいですが、ぐちゃぐちゃになって後から見返すのが大変になので、私はエドラマインド(旧マインドマスター)無料版を使ってマインドマップを作っています。
エドラマインドとはマインドマップ製作ツールです。パソコンで作れるので簡単に整理されたマインドマップを作ることができます。
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ポイントはテーマに沿ってひたすら「なぜ?」「なんで?」と、問いかけをしていき自分が普段考えない深層心理まで辿り着くことです。
説明だけでは少々分かりにくいので実際に「どうして転職したいのか」というテーマで見てみましょう。
保育士がつらいから
↓
何がつらいのか?
↓
給料が少ない、持ち帰りが多い、プライベートの時間がない
↓
同じ保育職でも、給料が上がって、持ち帰りがなくて、残業がない職場なら続けられるのか?
↓
続けられない
↓
なぜ?
↓
この先10年、20年と保育士を続けていく自信がない。
↓
自分が10年、20年続けられる仕事は何か…。
このように、ぼんやりと自分が思っていること(例:保育士つらい)を深堀していって、自分は本当はどうしたいのかをみつけていきましょう。
実際にはまだまだ続きますし、どこまで続けるなど決まりもありません。
自分が納得できればそれでOKです。
時間はかかりますが、自分の人生の選択を間違えないための大切な作業ですね。焦らずじっくり取り組みましょう。
2,人に聞く、話す
特に自分のアピールポイントを見つけるときに誰かに話をしたり、聞いたりするといいでしょう。
何か資格や賞をもらったり、輝かしい功績を残している人ならいいのですが、だいたいの人は
そんな大した人生も送っていないし、強みなんてないよ~~
と、思うのではないでしょうか。
ところが、自分の強みがない人間はいないので安心してください。
自分の強みは、自分の中では当たり前すぎて気づかないことが多いんです。
そこで、少し恥ずかしいかもしれませんが、家族や友人、恋人など自分のことをよく知っている人に
私の強み、いいところって何?
と聞いてみましょう。
自分では思いつかなかった意外な答えが返ってくるので「なるほど」と参考になります。
他にも誰かに自分の思考を話すことで考えが整理されたり、自分では思いもつかないような質問が飛んできたり、気づかされることがあります。
ですが、人の言いなりにならない様に気を付けてくださいね。あくまでヒントをもらうだけで、最終的な意思決定は必ず自分で行ってください。
3,転職サイトがやっている自己分析診断を利用する。
どこの転職サイトも企業独自の自己分析ツールを持っています。
これは簡単な質問に答えていくだけで自分の性格を分析してくれる心理テストのようなものです。
これもどちらかというと自分の気づいていない強みや向いている職業などを見つけるために使います。
はるのはマイナビ、リクルート、DODAと大手3社でやってみました。
どこもさすが大手ですね。
若干悩みながら答えたところもありましたが、3社ともブレずに同じようなことを言われました。
ただし、3社とも自己分析を行うためには会員登録が必要です。
会員登録は無料ですし、この大手3社は転職する人にはむしろ登録必須の転職サイトになるので、この際一つでいいので登録して、試しに自己分析を行うのもいいでしょう。
悩むのであればリクルートが最大手で取り扱い企業数もダントツで多いのでお勧めです。
転職サイトに登録したからと言って必ずすぐに転職しなければならないわけではありません。
会員登録をすると、サイトから求人情報が送られてくるようになりますが、配信停止もできますし、退会もいつでも可能ですので安心してくださいね。
転職サイトはこの他にもたくさんあります。
無料だからと言ってあまり登録しすぎると沢山メールが届いたり、退会方法も面倒なサイトもあるので、まずは下調べをしてから登録することをお勧めします。
転職にはそれぞれのタイミングがあると、どこの企業も分かっています。
無理やり転職させられることはないので安心してくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
失敗しない転職のために、自己分析はしっかりと行いましょう。
きっとやってみると
よくわからない…これでいいのかな??
と、壁に当たることもあると思います。
ですが、それすらもやってみないとわかりませんし、自己分析したことは必ず転職活動に活きていきます。
ここをしっかりやった人とやらない人ではその後の転職活動だけでなく、人生すらも大きく変わっていきますので、一度しっかりと自分と向き合うことをお勧めします。
私も実際にやってみて、保育士という仕事は嫌いじゃないけど、新しいことに挑戦したい自分がいるということに気が付きました。それからは、今までの自分からは考えられないくらい積極的に動くことができ、少しづつですが自分が変わっているなぁと感じています。
くれぐれも、自己分析という名の迷宮に迷い込まないよう、自己分析の目的を設定するのを忘れずに取り組んでくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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