初めての保育士の転職【まずは転職の流れを確認しよう】

3年目ねこみ

はるの先生!私、子どもは好きだけど、正直定年まで保育士をする自信はないです。まだ20代のうちに転職をしようと思っているのですが、まずは何をしたらいいですか?

はるの

まずは転職活動をするにあたってざっくりでいいのでいつまでに何をするのか、全体の流れを把握しましょう。
保育士は他の職種と違って※年度途中の退職が難しく、計画的に行動しなければ周りに迷惑をかけたり、準備不足で自分も苦しむことになりかねません。

3年目ねこみ

う~ん、確かに期限を決めないといつまでも悩んで、結局タイミングを逃しそう

※年度途中でも保育士の転職はできますが、よっぽどの理由がない限りお勧めしません。
(病気やケガ、介護など…きちんと説明できるような理由があれば大丈夫です。)

特に担任を受け持っているのなら、園だけでなく、同僚、そこに通っている子ども達、保護者にも迷惑をかけてしまいます。

特別な理由がない限りは年度末まできちんと働きましょう。

目次

保育士転職の流れ

転職でやる事
  1. 自己分析(約1~2カ月)
  2. 情報収集(約1~2カ月)
  3. 書類作成(履歴書、職務経歴書)(約2週間)
  4. 面接(1カ月)
  5. 内定、退職手続き(約1~2カ月)

※保育士は内定をもらう前に退職願を出す場合も多い。

在職中に転職を進めていくのなら、ざっくりとこのような流れになるかと思います。

3年目ねこみ

うう、こんなにやることがあるんだ…

はるの

確かに、こうやって見るとやることが多くて大変そうですが、転職は人生を大きく左右する一大イベント。一度再就職をしてしまうとまた簡単には辞められません。焦って判断を間違えることの無いように余裕をもってスケジュールを立てましょう。

保育士の転職は一般企業に比べるとスパンがめちゃくちゃ長いです。

夏ごろに退職希望を聞かれるので、早い人だとそこから始めて職場を離れるまで約8カ月もあります。

転職サイトには短いと約3カ月とありますが、やることに追われてしまい、転職先もよく吟味できず結果的にいい転職に繋がりません。

さらに転職の期間が短いと退職する園にとっては大迷惑です。

ただでさえ、年度末は書類の整理や来年度に向けての準備で忙しくなるのに、人材の確保までとなると正直いい顔はされません。

はるの

期間はあくまで目安なので、実際のご自分のスケジュールに合わせて考えてくださいね。

1,まずは自己分析(約2カ月)

  • 本当に辞めていいのか
  • 別の園で保育士を続けるのか
  • 保育士の資格を生かした仕事をするのか
  • 全く別の仕事をするのか
  • 何のために転職をするのか
  • 自分にはどんな才能強みがあって、それを生かせる職業は何か

この辺りをしっかりと明確にしておきましょう。

いい転職に繋がるかどうかは、ここが最初にして最大のポイントになります。

この自己分析がしっかり出来ていないと、

  • 何のために転職するのかわからない
  • 自分の希望に沿った転職先が見つからない
  • 自分の強みを生かした天職に巡り合えない

など、転職失敗という残念な結果になってしまいます。

また、先の話になりますが、自己分析がしっかりできていると、転職エージェントに自分に合った求人を探してもらいやすくなりますし、履歴書や、職務経歴書に有利になることも出てきます。

はるの

転職を成功させるためにも自己分析をしっかりしてから臨みましょう。

2,先に退職願いになる場合が多い(後でも可)

転職のセオリーは「先に就職先が決まってから退職を申し出ましょう」とありますが、保育士に限ってはそうではありません。

保育士は独自で先に勤続するかどうか確認する園がほとんどです。

せっかく与えられている機会なので、転職を心に決めているなら、ここで伝えてしまった方が気持ち的にも楽でしょう。(普通は周りにも転職することは内緒で進めていかなければならないので、結構ストレスになります)

退職される園にとっても、ここで言ってもらった方がスムーズに次の求人募集が出来るのでお互いのためでもあります。

3年目ねこみ

先に転職先を決めておかないと路頭に模様かもしれない…。

と不安になるかもしれませんが、退職金がもらえたり、失業保険も退職後2か月後から最長3カ月もらえるので独身なら何とかなります。(手続きなどあるので、もらえる手順はしっかり確認しておいてください。)

はるの

実際、はるのの周りでも保育士を辞めてから転職活動を始める人もいました。

ただし、仕事を辞めてからの転職もブランクの期間が長ければ長いほど転職が不利になります。

再就職の際、人事の方が

面接官

この人は計画性のない人だ

と判断する恐れがあるからです。

実際には保育士の仕事が忙しく転職活動まで進められないという人がほとんどだと思います。

ですが、辞めた後で転職活動をするのではなく、在職中も転職活動をしていた方がいい職場に巡り合える機会も増えますし、もし在職中に決まらなくても

3年目ねこみ

在職中も転職活動はしていましたが、本業をおろそかにしたくなかった事と、転職活動に真剣に取り組みたかったので退職してからの行動になりました。

と、人事の方が納得のいく説明を伝えるといいでしょう。

面接官

最後まで責任をもってやってくれる人だ

と印象アップに繋がります。

退職願を出すタイミングを逃しても転職は可能です。中には先に転職先を決めてから伝えたいという方もいると思います。

ただし、転職の意向が決まったらなるべく早く。円満退職を望むならどんなに遅くとも11月~12月までには伝えておきたいですね。

さらにそこを過ぎてしまった人は、せめて就業規則に書いてある期間までには伝えるようにはしましょう。

法律的には最短2週間前に退職の意向を伝えれば問題ないとされていますが、退職される園にとっては大迷惑ですし、自分も仕事を引き継がないといけなかったり、とても慌ただしくなります。

更に退職してからも何度か園に書類をもらいに行く場合もあるのでとても気まずいです。

3,情報収集(約2カ月)

実際に転職先を探し始めましょう。

ここで転職サイトや、転職エージェントに登録をします。

3年目ねこみ

転職サイトと転職エージェントって何が違うの?

めちゃくちゃ簡単に言うと

転職サイトと転職エージェントの違い

転職サイト…求人情報が見れる。自分のタイミングで転職を進めることができる。

転職エージェント…専門の担当者が付き、非公開求人を紹介してくれたり履歴書作成のアドバイスや面接の指導などサポートしてくれるサービス。電話やメールでやり取りをするので、本気で転職を考えている人向け。

どちらも無料で登録できます。

大手のリクルート、マイナビ、doda,など皆さん聞いたことがあると思います。

実はその他にも転職エージェントやサイトは沢山あります。

安易に変な会社に登録するとメールや電話などかかってきたり、全然希望してない案件を紹介してきたりすることがあるようです。

登録する際はよく下調べをしてくださいね。

4,書類作成(約2週間)

応募したい求人が見つかったらいよいよ書類審査の準備をします。

準備する書類は二つ。

履歴書職務経歴書です。

履歴書

自分の名前、住所、生年月日など基本的な情報から自分がどんな資格、経歴を持っているかなど。
会社宛てのプロフィール紹介。
市販で売られていたり、決まった様式に書き込んでいきます。(転職サイトで無料ダウンロードもできます)

職務経歴書

自分がどんな仕事をしてきたか、その成果や自分の持っている強み、スキルなど履歴書に書ききれなかったことを転職先にアピールするためのもの。

応募内容にふさわしい人材であることを採用担当の方に分かりやすくプレゼンする資料です。


こちらも市販で売られていたり、転職サイトで無料ダウンロードもできますが、自分で書きやすいように作っても大丈夫です。
(希望先の会社によってはフォーマットがあるかもしれないので確認してくださいね)

その他にも会社によってほかにも提出する書類がある場合もあるのでよく確認しておきましょう。

5,面接(約1カ月)

書類審査が通ったらいよいよ面接になります。

履歴書、職務経歴書をしっかり作りこんでおけば、それが台本代わりになります。

はるの

逆に、提出した書類と明らかに違う箇所があるとマイナス評価になる場合もあるので注意してください。

3年目ねこみ

う~、めちゃくちゃ緊張する~~

面接は一発勝負です。

緊張すると頭が真っ白になってしまうので、必ず実際の内容で入室から退出まで練習するようにして下さい。

面接も仕事をしていると先方との日程調整がうまくいかず、意外と時間がかかる場合があります。

有給や半休を取って面接に行かなければならない可能性もありますので、心づもりはしておきましょう。

6,内定&退職(約2カ月)

おめでとうございます!!

内定をもらったら仕事の引継ぎをしていよいよ退職です。

ですが最後に内定先の「労働条件」をきちんと確認しておきましょう。

求人に書いてあった情報と、実際に働いてみたら違ってた…と、ならないためです。

就職してしまうと言い出しにくくなるので、強気で行けるときに気になる箇所がある場合は確認してくださいね。

最後に忘れ物はないか、もう使わないものなどあれば後輩にあげたりなど自分の使っていたデスクや保育室をしっかりきれいにしましょう。

はるの

最終日には職員だけでなく、保護者への挨拶も忘れずにしていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自己分析→情報収取→書類作成→面接→内定→退職…とざっくりの流れを把握できたでしょうか?

ここではだいたいの流れを把握してもらいたかったのでそれぞれの詳細はかなり省いています

実際はそれぞれの注意点やアドバイスなど細かくありますが、今ここで全部説明しても頭がパンクしてほとんど話が入りませんよね。

それぞれの細かい注意点などは、また実際にやる時になったら必ずしっかり調べてください。

それが転職を成功させるコツです。

新卒の転職活動と違って仕事をこなしながらこれらのことをしていかなければならないのでかなり大変ですが、まずは転職のイメージは掴めたかと思います。

あとは実際に自分の状況と合わせて、「だいたいいつまでにこれをやる」と、しっかりスケジュールを決めて動けると慌てることがないでしょう。

行き当たりばったりではなく、見通しをもって動けることで、すでにあなたの転職は成功への第一歩を踏み出しています。

はるの

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

保育士歴11年目
にわとり先生 はるの
5歳、6歳の男の子を育てているアラサーワーママ

保育士さん達が目の前で苦しむ姿を見てきて、何か手助けができないかと思い、このブログを開設しました。
至らないことも多いと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

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